「夏休みにリゾートバイトをしてガッツリ稼ごう、思い出つくりをしよう」
と考えている高校生・大学生は多いと思います。
しかし、リゾートバイトは普通のバイトと事情がやや異なるので、選び方を間違えると、とんでもないブラック求人に応募してしまう可能性があることをご存知でしょうか・・・?
当記事ではそんなブラック求人を回避するための「失敗しない夏休みのリゾートバイトの選び方」について徹底解説します。
できるだけ楽しくて条件の良いリゾートバイトがしたい!という人は、ぜひ参考にしてみてください。
夏休みのリゾートバイトってどう?楽しい?やっぱりきつい?
夏のリゾートバイトってどうなんすか
— スポーン (@gn_spawn) 2016年7月3日
夏休みのリゾートバイトって正直どうなの?と評判・口コミが気になりますよね。
わたしの経験から言うと・・・
夏のリゾートバイトは確かに楽しいです。
知らない土地に住み込みで働くという非日常感を味わえますし、お金だっていっぱい稼げます。
ただ、リゾートバイト特有のデメリットがあることも忘れてはいけません。
夏のリゾートバイトのメリット・デメリットを見ていきましょう。
夏休みのリゾートバイトはここが良い!
- 勤務期間は短期〜長期まで様々
- お金が貯まりやすい
- バイト仲間とワイワイ仕事ができる
- 思い出づくりになる
- 新しい友達を作りやすい
- 出会い・恋愛がある。これをきっかけに生涯のパートナーに出逢う人も
- 海から近い寮の場合、仕事終わりに海で遊べる
夏休みのリゾートバイト、ここが欠点・・・
- 基本的に仕事は大変
- 場所によってはとにかく暑い
- 屋外で働くと日焼けをする
- 寮が相部屋だとプライベートな時間を取りづらい
- 勤務地が僻地だと周りに何もないので不便
夏休みのリゾートバイト選びに失敗しないためには・・・
夏休みのリゾートバイトはメリット・デメリットそれぞれありますが、
求人選びに失敗した場合、圧倒的にデメリットの方が大きくなります。。
- 時給と釣り合わないくらいの圧倒的な忙しさ
- 職場に飛び交う怒鳴り声、パワハラ・セクハラまがいの上司
- お化け屋敷??と思うほどの汚い寮
- 全く融通の利かないシフト、勝手に変更される勤務時間
こんなリゾートバイト、嫌ですよね・・・。
できれば楽しく働いてたくさん稼ぎたい!!!
そんな人はリゾートバイトの選び方が特に重要になってきます。
夏休みのリゾートバイトに失敗しないためには求人の探し方が超重要!
リゾートバイト選びに失敗したくない人は、まずは基本的な求人の探し方を抑えましょう。
一般的なバイトの場合、働きたいお店に直接電話をしたり、タウンワークやバイトルといった求人サイトから申し込みますが、リゾートバイトの場合、リゾートバイト専門の派遣会社を経由して応募するのが一般的です。
派遣会社を経由する大きなメリットは、
- 自分が希望するリゾートバイトに合う求人を探してくれる(ココは正直おすすめできない!といった裏情報も教えてくれる)
- 寮費・交通費・食費が無料になる
- 勤務先でトラブル等が起きた時、派遣会社のスタッフに相談すると対応してくれる
この3つです。
反対に電話での直接応募や知り合いの紹介で働いたりすると、後々面倒なトラブルに巻き込まれたり、金銭面で苦労する恐れがあるのでNG。
なので、基本的にはリゾートバイト専門の派遣会社を通して応募しましょう。
リゾートバイト選びには絶対に欠かせない3つの派遣会社
リゾートバイト専門の派遣会社を経由した応募方法については、おすすめの派遣会社も含めて「リゾートバイトおすすめランキング|派遣会社・職種・場所の失敗しない選び方」で徹底解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに夏休みのリゾートバイトを探すなら、求人が増えてくれるGW開けの5月くらいから登録するのがおすすめです。
夏休みのリゾートバイトでおすすめの場所は?
ここからは夏休みのリゾートバイトについて、詳しく解説していきます。
夏のリゾートバイトは全国各地で募集していますが、その中でも特におすすめの場所は以下の3つです。
- 沖縄
- 北海道
- 軽井沢
夏の海を満喫したいなら沖縄県のリゾートバイト!
リゾートバイトの中でも1、2の人気を誇るのが「沖縄」です。
沖縄では海の家やマリンショップのスタッフ、ライフセーバーといった海に関する仕事が多いです。
休日の日には、シュノーケリングやダイビング、ホエールウォッチングなどを楽しむことも。
夏の沖縄といえば暑いイメージがありますが、実は最高気温は30度ちょっとなので、本州よりもだいぶ過ごしやすいのです。
沖縄のリゾートバイトに興味がある人は、以下の記事をご覧ください。
涼しくて過ごしやすい、ご飯も美味しい北海道のリゾートバイト
北海道は冬のスキー場でのリゾートバイト募集が特に多いのですが、実は夏休み期間中の募集もかなり多いのです。
最高気温25度を超えることがあまりない北海道には、避暑を目的に全国からお客さんが訪れます。
勤務地は、札幌や函館、離島の利尻島や礼文島、ラベンダーで有名な富良野、テーマパークやアクティビティ関係が盛んなニセコやルスツなど様々。
仕事は、ホテルやレストランのスタッフ、アトラクションスタッフが中心となっています。
北海道のリゾートバイトに興味がある人は、以下の記事をご覧ください。
日本有数の避暑地で働くなら長野県・軽井沢のリゾートバイト
古くから日本有数の避暑地として親しまれている軽井沢。
周りが山に囲まれており、美しい自然を満喫できます。
仕事は、ホテル・ペンション・レストラン・ゴルフ場のスタッフがほとんどです。
軽井沢は日本の中心地に位置するので、アクセスが便利なのも魅力的ですね。
離島のリゾートバイトは時給が低くなりがちですが、軽井沢では時給1,000円超えの求人が多いので、ガッツリ稼ぎたい人にもおすすめ。
沖縄や北海道はちょっと遠い・・・という人は、ぜひ軽井沢のリゾートバイトを検討してみてください。
夏休みのリゾートバイトはどんな職種があるの?仕事内容を知りたい!
夏休みのリゾートバイトで募集が多い職種は以下のとおりです(いずれも未経験可)
- リゾートホテル・旅館スタッフ
- レストラン・飲食店の接客・調理スタッフ
- 遊園地・アトラクション施設スタッフ
- お土産屋さん・売店スタッフ
- プール・海の監視員
- マリンショップでの受付・販売系スタッフ
夏休みのリゾートバイトは繁忙期の勤務になるので基本的には忙しいです。
ただし職種毎に向き不向きがあり、自分に向いている職種を選べば比較的ラクになるので、仕事内容と向いている人を簡単に紹介します。
リゾートホテル・旅館スタッフ
リゾートホテル・旅館スタッフの仕事内容は以下のとおりです。
- フロントでカウンター業務(チェックイン・チェックアウト等の対応、予約の受付、電話対応)
- ベル業務(お客様のお出迎え、お客様の荷物を運ぶ、お客様を部屋までご案内、お客様の呼び出しに対応)
- 清掃スタッフ(ホテル客室内・館内の清掃、備品のセッティング、)
- 仲居の業務(朝食の配膳・片付け、お客様のお見送り、お客様のお出迎え、部屋へのご案内、夕食の配膳・片付け)
カウンター業務、ベル業務、仲居の業務はお客様と接する機会が多いので、接客が好きな方に向いています。
リゾート地の宿泊施設には外国人観光客も多く訪れるので、英語を活用できます。もちろんあまり喋れなくても、定型文があるので心配いりません。
なおベル業務と仲居の業務ですが、この2つは接客だけでなく荷物を運んだり配膳準備を行ったりもします。
仕事量が多い+力仕事が追加されるのでその分時給は高いのですが、体力に自信のない人はきついかもしれないので注意してください。
清掃スタッフは一人で黙々と仕事をこなすため、接客が苦手な人向けです。
基本的には客室や館内の清掃など1日中身体を動かす仕事なので、体力が必要です。
仕事自体は決して難しくはありませんが、一つ一つの作業にスピーディーさが求められます。
レストラン・飲食店の接客・調理スタッフ
レストラン・飲食店の接客・調理スタッフの主な仕事内容は以下のとおりです。
- 接客スタッフ→お席へのご案内、注文を受ける、料理の配膳、バッシング(空いたお皿を下げる)、お会計
- 調理スタッフ→簡単な調理補助、食材のカット、盛り付け、皿洗い、厨房の掃除、ゴミ捨て
接客・調理スタッフともに、通常の飲食店の仕事とほとんど変わりません。
接客が好きなら接客スタッフ、裏方の仕事を希望するなら調理スタッフです。
なお、レストラン・飲食店と言っても様々なスタイルがあります。
その中でも比較的ラクと言われているのが「バイキング形式のレストランスタッフ」です。
たとえば、バイキングレストランのホールスタッフは食材の補充や空いたお皿を下げるのがメインの仕事です。
一般的な飲食店のように、大量のメニューや注文を取る機器の操作方法を覚えたりする必要はないのでその分楽と言えるでしょう。
バイキングレストランの洗い場も楽な場合が多いです。お皿の種類が少なく、素材にプラスチックを使っているので、落としても割れにくいからです。
遊園地・アトラクション施設スタッフ
遊園地・アトラクション施設スタッフの主な仕事は以下のとおりです。
遊園地・アトラクション施設には家族連れのお客様が多いので、接客が好き・子供が好きという方には特に向いています。
仕事内容は難しくありませんが、スタッフは常に笑顔でいる必要があること、屋外での作業が多くなるので日焼けしやすい点には注意する必要があります。
ちなみに募集が多い有名施設は、ルスツリゾート(北海道)、ハウステンボス(長崎県)、志摩スペイン村(三重県)です。
お土産屋さん・売店スタッフ
お土産屋さん・売店スタッフの主な仕事内容は以下のとおりです。
こちらも接客が好きな人に向いています。仕事内容は比較的楽なほうで覚えることも少ないです。
ただし、基本立ちっぱなしなので体力は必要。
またスタッフが少なく、時には自分一人で店番をしないといけないこともあります。
そのような時に限ってお客さんが大量に来ることはあるあるなので、慌てず冷静に対応できる人が特に向いているでしょう。
プール・海の監視員
プール・海の監視員は、遊泳中の人が危険な行為を行っていないか、溺れている人がいないかなどを常にチェックする仕事です。
泳ぎが得意な人、責任感がある程度強い人に向いています。
プール・海の監視員は動き回ったりはしませんが、常に暑い太陽のもと監視をするのでジリジリと体力を削られます。
また人の命に関わる仕事なので、常に集中して監視をしなければいけません。
マリンショップでの受付・販売系スタッフ
マリンショップでの受付・販売系スタッフの仕事内容は以下のとおりです。
- アクティビティ体験の受付・予約・電話対応
- マリングッズの貸出・メンテナンス
- 軽食・飲料の販売
- ビーチの清掃・片付け
仕事は未経験でもできますが、マリンスポーツに興味がある人、海が好きな人に特に向いています。
マリンショップのスタッフ募集が多いのは「沖縄」で、夏にはぴったりの仕事でしょう。
ただし時給が他の職種と比べて若干安い点に注意する必要があります。
夏休みのリゾートバイト勤務期間は、1週間・2週間の短期〜3ヶ月以上の長期まで
一般的なバイトは長期勤務が前提ですが、夏休みのリゾートバイトは短期で1週間前後〜という求人もあります。
特に夏休みは高校生・大学生の働き手が多く短期勤務の募集が増えるので、夏休みが1ヶ月しかない・・・という人でも十分働くことが可能です。
リゾートバイトの勤務時間は??
リゾートバイトの勤務時間は職場や業種によって異なりますが、基本は1日8時間のフルタイム・変動シフト制です。
月の労働日数は20日〜27日で、週1日or2日休みです。
かきいれ時の土日は休みづらく、平日休みになるパターンが多いです。
なお旅館の仲居さんは勤務時間がやや特殊で、中抜けシフトを採用しているところをよく見かけます。
中抜けシフトとは・・・途中に長い休憩を挟んで、午前と午後の2回のシフトをこなす勤務体制
例:勤務①7:00〜11:00→休憩:11:00〜15:00→勤務②15:00〜19:00
夏休みのリゾートバイトって時給は良いの?貯金はできる?
夏休みのリゾートバイトの時給ですが、これは以下の3つの要素によって変動します。
①場所…本州は時給1,000円を超える傾向にありますが、沖縄などの離島は比較的安めです
②職種…高級施設のスタッフ、ホテルのナイトフロント、旅館の仲居さん、ナイトワークは時給1,300円以上超えの求人をよく見かけます
③派遣会社…実は応募する派遣会社によって、全く同じ勤務先・仕事内容でも時給が違う可能性があります
なるべく高い時給のリゾートバイトを探したい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
高時給リゾートバイト探しのコツと注意点は?リゾバマニアが解説!
ちなみに「どれくらい貯金が貯まるの?」という疑問ですが、リゾートバイトは寮費・光熱費・交通費・食費無料の求人が多いため、無駄遣いしなければ給料をまるまる貯金することも可能です。
たとえば、時給1,000円で1日8時間労働、月22日出勤(週休2日)の場合は176,000円稼げます。
現地で使うお小遣いを2万円程度引いても、1ヶ月で15万近くは貯まる計算ですね。
扶養から外れないように注意!
リゾートバイトは1ヶ月で20万円もしくはそれ以上稼げますが、他のバイトもしている人は親の扶養から外れないように注意しましょう。
1年間の収入(1月〜12月まで)が103万円を超えると所得税が発生するだけでなく、親の扶養から外れ重い税金がかかってしまいます。
夏休みのリゾートバイト、交通費は支給される?
自宅からリゾートバイト勤務地までの交通費は支給されるケースがほとんどです。
ただし、最初は自分で立て替えておき、最後の給料と一緒にまとめて振り込むというのが一般的なので、現地までの交通費はあらかじめ用意しておく必要があります。
短期間のリゾートバイトや、契約期間中で辞めた場合は満額支給されないケースも
ただし、契約期間が極端に短い場合は交通費が全額支給されない可能性が高いので注意してください。
1週間程度の勤務では一部自己負担になる可能性があります。
また、途中で嫌になって契約期間中に辞めてしまった場合も交通費が全額自己負担となるので注意です。
夏休みのリゾートバイトは高校生でも応募できるの?
ほとんどの派遣会社は応募者の対象年齢を18歳以上〜としていますが、ハッシャダイリゾートは唯一18歳未満の高校生も受け入れています。
ただし、登録時に親御さんの許可が必要です(電話確認あり)。
ハッシャダイリゾートについては以下の記事を参考にしてみてください。
夏休みに友達同士もしくはカップルでリゾートバイトがしたいんだけど・・・
見知らぬ土地で働くリゾートバイトですが、友達やカップルで応募すれば相談相手がいるので安心です。
友達と一緒に応募する時は、「友人同士歓迎」という求人に応募するのがおすすめです。
カップルでリゾートバイトに申し込む際は注意点が複数あります↓↓
詳しくは「カップルでリゾートバイトがしたい!求人の探し方と応募時の注意点を紹介」で解説しているので、参考にしてみてください。
夏休みのリゾートバイトは茶髪や金髪でも大丈夫?
「夏休み中は髪を染めてリゾートバイトしたい!」と考えている人も多いでしょう。
リゾートバイトは茶髪や金髪OKか?と言うと、職種によって違います。
フロントスタッフや仲居さんは基本黒髪ですが、掃除スタッフやレストランの調理補助等の裏方仕事、マリンショップのスタッフは少し派手な髪でもOKのところが多いです。
リゾートバイト.comには「髪型自由(茶髪可)のリゾートバイト」も掲載されているので、気になる人は以下のページよりチェックしてみてください。
夏休みにリゾートバイトをするならチェックしておきたい「寮」について
リゾートバイトは住み込みなので、必ず「寮」が用意されています。
ただし寮と一口に言っても、様々な種類があります。
- 数人でシェアするタイプの部屋
- 基本は一人部屋だけど、キッチンや洗面所などの水回りだけは共有するパターン
- 水回りも完備した一人部屋
- カップルで住むための二人部屋
どの部屋に該当するかは求人票に記載されているので、必ずチェックしましょう。
また中には築ウン十年のお化け屋敷のような部屋の場合もあるので、気になる人は担当スタッフにどんな感じの部屋なのか聞くことをおすすめします。
「Wi-Fi(ネット回線)付きの部屋か?」も大事!
リゾートバイトの寮はたいてい都心から離れた場所にあるので、スマホ等のネット回線がうまくつながらないこともあります。
このような場所では、ネットサーフィンはもちろん、YouTubeなどの動画視聴は非常に厳しいです。
かと言って、リゾートバイトのためだけにわざわざポケットWiFiを契約するのはもったいないので、
ネットを頻繁にする人はWiFi(ネット回線)付きの部屋を選ぶことをおすすめします。
こちらも求人票に記載されています。
夏休みにリゾートバイトへ行くときの必需品ってある?
リゾートバイトに行く際の必需品は以下のとおりです。
- 多少の現金・キャッシュカード・クレジットカード・免許証・保険証
- 着替え(下着・靴下・スウェットなどの部屋着・外出用の服・靴)
- 洗濯グッズ(洗濯洗剤・洗濯バサミ・ハンガー・洗濯ヒモ)
- 洗面用具(歯ブラシ・シャンプー・ボディシャンプー・タオル類・整髪料・ドライヤー)
- 筆記用具(ノート・メモ帳)
- 薬・メイク道具(コンタクト・メガネ・爪切り)
- 雑貨類(スマホ・充電器・WiFi・カメラ・時計・ガイドブック・ビニール袋)
- サンダル・日焼け止め・帽子
さらに、沖縄などの海がある場所なら、シュノーケリンググッズや水着があると便利です。