楽なバイトとして評判のネットカフェ(漫画喫茶)。
業務内容はなんとなく分かりますが、実際どんなことをするのか、どの時間帯が暇なのか気になりますよね。
今回はそんなネットカフェのバイトについて、
給料
ネットカフェのメリット・デメリット
面接時の服装・よく聞かれること
志望動機について
実際に働いている人の評判・体験談
以上の6点を解説していきます。
ネットカフェのバイト仕事内容を解説
ネットカフェのバイトがする仕事は、以下の通りです。
マシンメンテナンスは夜のみで、他の仕事はどの時間帯でも行います。
こうして見ると、やることはたくさんあるように感じますね。確かに初めのうちは覚えることも多いのですが、どの作業も簡単なのですぐに覚えられます。調理が難しいんじゃないかなぁと心配する人もいますが、レトルトなので問題ありません。
これらの中で、業務の大部分を占めるのが「受付(レジ)」と「ブース・シャワールームなどの清掃」です。
受付(レジ)
受付では、入店する人に対してプランの説明や新規カードの作成、退店する人に対しては精算業務を行います。
初めはレジ操作に戸惑いますが、慣れれば誰でもできるので心配いりません。受付で必要なスキルは、聞き取りやすい声でしゃべる、お会計のミスをしない、ある程度愛想よく振る舞うことです。コミュ障・根暗でも、仕事だと割り切って接客時だけ声を出せば十分勤まります。
ただしネットカフェ(漫画喫茶)では「店員の接客態度が悪かった」というクレームが特に多いので注意して下さい。
ブース・シャワールームなどの清掃
ネットカフェの仕事の大部分を占めるのが、清掃業務です。基本はブースやトイレ、さらにお店によってはシャワールーム・カラオケルームといった部屋の清掃も行います。
まずはお客さんが退店したら、その部屋に行ってゴミを片付けたりアルコール消毒を行ったりします。
ココでよく遭遇するのが、嘔吐物や性欲処理後のティッシュです。ネットカフェはいろいろな層のお客さんが来るので、ブースの中ではあんなことやこんなことが行われています。すぐに慣れますが、こういった処理が苦手な人はネットカフェバイトには向いていないでしょう。
また、部屋に体臭が残っていたりするとけっこう大変です…
ネットカフェのバイトお給料事情について
ネットカフェのバイト時給は、サービス業の中では良いほうです。
地方で900円〜1,000円前後、東京や大阪なら1,100円前後です。忙しい飲食店と比べても大差がない、もしくはそれ以上だったりします。
ネットカフェで働くメリット
ネットカフェで働くメリットは、以下の5点です。
他のバイトと比べて業務量が少ない
時給はまぁまぁ良い
暇な時間帯はゆっくりできる
漫画が読める
社割でネットカフェを安く利用できる
ネットカフェのバイトは、他のバイトよりも少ない業務量で時給が良いので、楽なバイトと言われています。これについては後で解説しますが、時間帯や立地によっても異なります。
また、お店によっては漫画をタダで読めたりネットカフェを従業員価格で利用できる点は、漫画好きにはたまらないメリットです。
ネットカフェで働くデメリット
しかし、ネットカフェには以下のようなデメリットもあります。
変なお客さんが多い(クレーム対応)
清掃が大変
タバコの臭いが気になる
土日祝日は休みづらい
ネットカフェを利用する人は10〜60代くらいの男女で、けっこう変なお客さんもいたりします。
偏見はよくないのですが、40〜50代前後の男女はクレーマー気質な人が多いように感じます。たとえば、普通に洗い物をしていたら「ガシャガシャうるさい」と言ってきたり、精算時に「料金プランに納得がいかないから、安くしろ」と言ってきたり。特に、日中よりも夜間の方がこういうお客さんはたくさんいるので注意して下さい。
また、先ほどもお伝えしたようにブースやトイレなどの清掃は汚れがひどいと大変ですし、喫煙可のところはタバコの臭いが充満しているので、タバコ嫌いな人にとっては耐え難いですね。
結局ネットカフェは楽なバイトなのか?
ネットカフェのバイトは、肉体的には他のバイトよりも楽です。冷暖房完備ですし、お店の中を走り回ることも少ないです。
しかし変なお客さんが多いのと清掃がややきついので、精神的にくることはあります。もちろんこの点は他の接客系バイトも同じなので、それを考えるとネットカフェのバイトはやはり楽だと言えます。
ただし、ネットカフェバイトに応募する際に気をつけてほしいのが「勤務時間帯」と「店舗の規模・立地」です。この2つで忙しさが左右されることもあります。
勤務時間帯
ネットカフェのバイトは、主に
- 朝番(8:00〜17:00前後)
- 夕番(17:00〜23:00前後)
- 深夜番(23:00〜8:00前後)
の3交代制が多いです。
まず、平日の朝時間帯は楽なことが多いです。お客さんの出入りも激しくありませんし、客層も夜に比べれば穏やかです。
日中は、料理の注文が入らなければ比較的ラクです。従業員も2人以上いるので、あまり心配はいりません。
夕方は仕事を終えたサラリーマンやOL、学校帰りの学生が訪れるので忙しくなります。シャワーを利用したり、料理を頼む人も多いので、清掃+調理+接客が重なり、一番忙しい時間帯かもしれません。
深夜で忙しいのは終電の0時前後、始発の6時前後です。0時前後は家に帰る人と、終電を逃してお店に来る人が重なりドタバタです。しかし、1時をすぎるとパッと静かになり、6時くらいまでは接客業務はほとんどなくなります。この間はマシンメンテナンスや掃除、補充等を行います。そして、朝は深夜パックを使っていた人が帰るので、精算処理に追われます。
以上のように、それぞれの時間帯で忙しさは変わりますが、一番楽なのは朝番、次に深夜番。
一番稼げるのは深夜番です。
ただし、土日祝日や7月・8月、3月などの長期休みはどの時間帯も忙しくなります。
店舗の規模や立地
ネットカフェのバイトが忙しいか楽かは、店舗の規模や立地も関係します。
100席以上ある大型の店舗、カラオケルームやビリヤード、ダーツなどの設備が併設されている店舗は覚えることも多く、業務量も増えるので大変です。
立地に関しては、駅チカだったり繁華街近くのお店はきついです。どの時間帯もお客さんが来ますし、特に終電前後の時間帯は目まぐるしい忙しさです。また、酔ったお客さんも来るので対応が面倒です。
比較的ラクなのは、地方にある小規模のネットカフェですね。お客さんも少なく、変な人も来ないので狙い目です。
面接時の服装・よく聞かれること
面接時の服装は、清潔感があってシンプルなら問題ありません。
たとえば、男性ならデニム+シャツ、チノパン+ポロシャツ、寒ければ上にジャケットを羽織る。女性ならジーンズ+カーディガン、スカート+ブラウス、靴はヒールが高くないブーツやスニーカーが無難です。
就職試験ではないので、スーツを着ていく必要はありません。
ネイルや化粧に関しては、接客業なので控えめにしていきましょう。髪色はお店によって異なり、黒のみ、薄い茶色ならOKという場合が多いです。募集要項を確認して、それに沿った雰囲気で行くのが好ましいです。心配なら一度お店に行って、従業員の身なりを確認すれば大丈夫です。
面接で聞かれること
面接でよく聞かれることは、以下の3点です。
- 希望の時間帯
- どれくらいの期間働けるのか
- 通勤方法
お店が最も重視することは、働ける時間帯と期間です。当然、どの時間帯も入れる、長期間働ける方であれば優遇して採用されます。スタッフの足りていない時間帯はお店によって変わるので、募集要項の採用時間帯を確認しましょう。
通勤方法を聞かれる理由は、お店によって交通費が出ない場所もあるからです。これも募集要項に書いてあることがほとんどなので、チェックしておきましょう。
ぶっちゃけバイトの面接なら大したことないのですが、あとは簡単なPC操作ができるか(PCトラブル時にお客さんから直してほしいと言われるため)、接客の経験はあるか、といったことを聞かれる場合もあります。
志望動機はなんて答える?
ネットカフェのバイト面接では、志望動機は特に重視されないので当たり障りの無いことで大丈夫です。
たとえば、
- 空いた時間を有効に使いたいから
- 学費を稼ぎたいから
- 漫画やネットが好きで、以前からネットカフェの仕事に興味があったから
- 家から近くて働きやすそうだと思ったから
このような感じでOK。
面接では「誠実でまじめか」「店舗の必要な時間帯に入れるか」の2点を特に見られ、志望動機はよほど変なことを言わない限りスルーされるので、深く考える必要はありません。
まとめ:ネットカフェのバイトは比較的ラクで稼ぎやすい
ネットカフェのバイトはメリット・デメリットそれぞれありますが、少し残念な客層の人が来る点と掃除の大変さを除けば、他のバイトに比べて楽に稼げるバイトです。
働いている人は高校生〜大学生、フリーター、主婦の人が多く、出会いもけっこうあるので恋愛に飢えている人もおすすめです。